ベスタクトとは

ベスタクトとは、ハイパワーなリードスイッチです。ベスタクトは磁気接極部と接点部(通電発弧部)とを分離し、それぞれに最適な材料および構造を採用した二重構造を持っています。この特殊な構造により、一般的なリードスイッチと比べて接点容量やサイズなど様々な特長を持っています。

ベスタクトの構造と主な特長

ベスタクトの構造

サンプル画像

主な特徴
13Aの通電が可能
  • ドライリードスイッチで最大の13A通電(他社比約2~5倍の通電電流*) を実現。
  • いままで数本を使って10A以上を通電していた用途にも、ベスタクトなら1本で対応可能となり、機器の小型化とコストダウンが期待できる。
大容量・高絶縁で小型
  • 最大150Wの接点容量・絶縁抵抗10¹³Ω / 他社比約18%サイズダウン* (ガラス管長37mm)。
  • 大容量タイプではクラス最小サイズであり、機器の小型化が可能。
微小負荷や誘導負荷など幅広い負荷に対応可能
  • 微小負荷DC5V 1mAでは故障率(λ₆₀=5×10⁻⁸/回)以下で使用可能。
  • 大きな時定数の誘導負荷でも直接開閉が可能なため、保護回路が不要。
パワーリレーやリミットスイッチの接点として採用すれば、高信頼性/高耐久も期待できます。
*2024年5月時点当社調べ リードスイッチのカタログ値比較

ベスタクトと一般リードスイッチの違い

独自の接点構造により定格電流や電気的寿命にて圧倒的な優位性があります。

ベスタクトリレーと他社リレーの違い

ベスタクトはグロー放電による遮断のため遮断時間が短く、接点の消耗も少ないため長寿命です。

ベスタクトの定格・仕様

ハイパワーリードスイッチ:ベスタクトの詳細仕様についてご紹介いたします。

動作時と復帰時のメカニズム

動作時および復帰時にバネの力を利用し、耐振動・耐衝撃の構造となっています。

ベスタクトの駆動方法

駆動方法は「電磁コイル」と「永久磁石」があります。

ベスタクトが使用されている場所

高信頼性、長寿命等の特徴を生かし、様々な生活インフラや産業用設備にご採用いただいております。